あ、2重の意味で新人の化け物テキスト系Pキタコレ 〜【モータースポーツ】街道m@ster 峠の伝説 part0【厨二バトル】を見ての感想&ぷよm@sとの比較論っぽい何か〜

随時更新中、ティンときた動画や記事のブクマはコチラ



07/30



【P名未定】



まずは何の予備知識もなく「ふーん、マイリス率高いなー。これは期待の新シリーズっぽいなー」ぐらいのテンションで見始めるのオススメ
で、見終わったら下の感想読んでくださるとありがたし
んじゃ、いってらっさーい
















   ネタバレ回避用空白
















完全に掌の上で転がされた件について
やられた、マジやられたと言わざるを得ない
や、ホラさ、最初はさ、



・タイトルの付け方
・熱いバトルもの展開
・『最初は春香さん最強』パターン
・ちゃんと普通にアイドル業が本業



あたりから、「なるほど、ぷよm@sリスペクトっぽい感じだなー」と、にしてもクオリティー高いなーと、そんな感じでコレは実にいいシリーズが始まったわいとウフフってたわけでして
なんですけど、見ててあまりにも出来がいいだけに「不安」も湧いてきてまして



「設定的にぷよm@sと同じ道は進めないはずなんだけど、そこらへん大丈夫か‥‥?」と
その多くが18歳未満である彼女らが運転免許持ってる世界とゆー時点でファンタジーなわけでして、しかも下手したら事故って死んじゃうわけでして、これはどう転んでも「なんでオマエらぷよぷよにそんなにハマっとるねんwww」で済んじゃうぷよm@sと同じ路線は歩めないわけでして
ぷよm@sは、ゆーても「リアル」の範疇なんですよね
僕らが今生きてる現実世界にぷよm@sの765プロが、つまり妙にTVゲームのぷよぷよが流行ってるアイドル事務所が存在してても、「そこまでは」おかしくないわけじゃないですか
この「そこまでは」おかしくないって部分こそが、ぷよm@sの「iM@s架空戦記なのか現代765プロもののノベマスなのかどっちなんだ」問題の根幹の一つであると同時に、「変にリアルで面白い」物語を形作ってるところでもあるわけでして
なんですけど、街道m@sterは「その美味しい立ち位置」を利用できる題材ではないわけで
だってアイドルの趣味が「走り屋」っすよ
ぷよぷよでは死なんけど車で事故ったら死ぬっちゅーねんと、んなもん許可する事務所がどこにあるっちゅーねんと
で、まあそこらへんの凡百なイチ視聴者の感じてる、「ぷよm@sとは同じ路線をいけないはずなんだけど妙にノリが似てるんだよなあ‥‥」な「危うさ」なんてものはどー考えてもこのクオリティーの動画をこさえる人が分かってないはずもないわけで、だからこそ「なのに何故こうも本業としてのアイドル業や千早のトラウマ等のリアルな部分を描いていくのだ‥‥?」と混乱しながら見てたわけでして
ってゆーか、「本業としてのアイドル業」の部分を描けば描くほど「リアル」とゆーか「現代の765プロものノベマス」になっていくわけなんだけど、その世界において千早が車を、しかも走り屋として車をぶっぱなすなんてどー考えてもありえない、ゆーてしまえば完全原作無視な行為なわけで、何かそこらへんどんどんと見てて「で、どっちなんだ!この作者はこの物語を『どっち』に向かわせたいんだ!」と、凄く面白いんだけど凄く不安なきもちになっていってたわけでして
なんですけど、なんですけど、






完全に作者の掌の上で転がされてたんだよなあ、コレが






や、うん、「有り」っすわ、「あの展開」なら、これまでの疑問が「全部有り」になっちゃうんですよねえ
や、コレね、凄い「魔法」だと思うわけですよ
前半中盤の、ノリは基本的に楽しげなんだけどバトルは熱いってゆー「ぷよm@s」的な展開だと、この物語はいづれ破綻してたと思うんです
破綻とまでは言わなくても、ボクはずっと前述したような違和感を感じながら100%楽しめないままこのシリーズを視聴し続けることになってただろうなあ、と
でも、多分これでもうこの物語は盤石です



「根底にシリアスを轢く」とゆー魔法



プロデューサーの死、765プロの解散、そして彼女らの敵対関係
特に、この突然の物語の方向転換の前に「千早の自問」を描いていたのが実に大きいと思うわけで
なんてゆーか言葉にするのは難しいんですけど、この流れによって「何でリアル765プロものの世界で千早が走り屋になるねん」問題が、違和感からこの物語を貫く大きな「テーマ」の一つに昇華されたなあ、と
しかも、物語の根底にシリアスが轢かれたことによって、逆に「ゆーてもアイドルが車を運転、しかも常に死と隣り合わせの走り屋の世界なんてファンタジーだよね」な部分が生きてきたわけで
どう「生きてきた」かと言いますと、「ファンタジーなので気楽に見れる」わけですよ
どう表現したらいいんですかね、えーと要はですね、



ぷよm@sはiM@s架空戦記っぽいリアル765プロものノベマス、つまりファンタジーっぽいリアルなのでドキドキする
街道m@sterはリアル765プロものノベマスっぽいiM@s架空戦記、つまりリアルっぽいファンタジーなので安心して見れる



ってな感じでしょうか
や、何か書いてて上手くここらへん伝えられてる気はしないんですが(頑張れよ)、要はあの「根底にシリアスを轢く」とゆー突然の物語の方向転換によって街道m@sterは完全にぷよm@sと逆の構造を手に入れた気がするわけでして、何かそこがマジすげーなーマジで魔法だよなーと
や、まあゆーても今後「街道m@ster」を見ていくにあたって、基本そのノリはぷよm@sと同じ種類の「バトルの熱さ」を(そして多分その根底のシリアスさからは意外に思えるほどの「日常性」を)感じさせてくれるとは思うわけで、多分ぱっと見は結構どっちの物語もノリ的には似た印象になってくとは予想するんですが、でも実のところは構造として真逆なわけで、はてさて作者は物語を、そして僕らをどう転がしてくれるものかと非常に大きな期待を抱いている今現在なわけでして、その実に高い「動画としての見せ方」の手腕とともに、何か凄いPがデビューしたもんだなーと、ってか久々にこんだけ派手に掌の上で転がされたわ!と感服したわけでして、そらもう何だかんだと書かざるを得ないわけでして、今ここに至ると、何かそんな感じデースみたいなー
やー、まだこんな人が在野におったとはなあ‥‥びびったびびったマジびびったと言わざるを得ない