ここ最近ガティンときた作品10月号 その1


目が覚めた、というわけじゃないんだけど

【「あなたに贈るプレゼント」 伊織+やよい : タクヲP】



タクヲPが帰って参りました
僕はわりとこの方の作品に関してはずけずけと書いてもいい関係が‥‥もう期限切れな気もするがキニシナイ
んで
色々と書きたいというか重箱の隅突付きというかそういうのはある(笑
相変わらず説明不足だなあみたいな、ああ、「らしい」なあみたいな(笑
久しぶりに (笑 みたいな表現を使ったけど、しっくりくるなあ
という話は置いといて
何だかんだで、一年半以上この界隈は続いてきていて、ほんでもって当然のように色々と変わった
でも、やっぱり変わってないものも当然のようにあって
凄く奇妙な書き方になるんだけど、こういう作品が見れるのならば、別にアイマス動画の世界がどんだけ閉じて縮小していってもいいや、と思った
僕は明らかに拡大論者なんだけど、それは何と言うか終わるのが怖いからだ
でもいいじゃん、それでも。そう思った
僕はこの作品を通じて、タクヲPと久々に色々とおしゃべりをしたような気がする
思い出とか、思い出とか、思い出とかを色々と
そんな世界になってもいい
小さな村の、小さな家の、小さないろりで、凄く近い場所で、俺、好きなんだよね、あれ。みたいな
目が覚めた、というわけじゃないんだけど、それもいいなと思った






やはりコチラが青死Pの本質とみた

【Project.VA -V- : deadblue238P・hikeP】



クールでソリッドで白と黒な世界を構築させたら天下一品である
粒の小さなパーツを積み上げて構築させたら天下一品である
そんなdeadblue238Pが、同じくソリッドな音いじりに定評のあるhikePと組んだ
この組み合わせで思い出すのはコチラの名作





うーん懐かしい
んで何だこのレベルの上がりかたw
にしても、やっぱり青死Pはこっちだなあと思う
静止画MAD風に、アイドルも、その感情さえも素材として配置する手法が実にあう
クールでソリッドでただただ美しい
アイマス動画の文法におけるアイドルの作品への「閉じ込め方」って色々ある
中期deadblue238Pは、アイドルを生身の存在として作品に閉じ込めようとしていたんだけど、そこには何かガラスの小さな箱にぎゅうぎゅうと彼女達を入れ込むような圧迫感というかグロテスクさがあって、それはまた別の意味で彼の得がたい個性でもあった(syugoPはそういう意味で昔の青死Pに近いところがあると思う)
で、路線を変えた今でもそういうのがチラリと顔を見せる部分はあるw
そこを捨てきってどこまでもただ配置してしまうのが、彼の本質的なソリッドさという個性において彼女達を生かしきる道だと僕は思うのだけれど、やっぱりそれでは面白くない
deadblue238Pの苦悩は、「過剰演出に定評がある」とか気軽に言ってしまう僕らが思ってるより随分と深い気がする
そしてデビュー作からのファンとしては、そんな割り切れなさをも昇華した上でのもう一段上の傑作が見てみたいと思う
そんな途上の一作だと思う
このレベルで途上ってのは実に恐ろしい話ではあるんですが、どこかでズルリと見た事もないような境地に大きく脱皮してしまうのではという期待があるのです